みぎいろ!

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【感想】カーズ/クロスロードの結末にどうしても納得できない ※ネタバレあり

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カーズ/クロスロードを「車を擬人化したフィクション」と捉えるか、「現実でも起こりうるヒューマンドラマ」と捉えるのか。それによって本作の満足度は大きく異なります。

 

私は断然"後者"。第1作からカーズに魅了され、カーズを「ただの車物語」だと思っていません。細部にまで感情移入できる傑作だと思っています。

 

3歳の男の子に両脇を固められて鑑賞しても、その気持ちは変わりません。「カーズ/クロスロード」はシリーズ作品のメリットを最大限に押し出してきました。

 

1番の注目点は「天才レーサー・マックィーンがどんな最期を迎えるのか」

 

クロスロードとは人生の岐路のこと

レーサーだけでなく、全てのスポーツマンやビジネスマン、職人にも引退は訪れます。

 

ピクサーがどんな結末を用意するのか、スクリーンに釘付けになりました。

 

ドック・ハドソンのチーム員だったスモーキーと練習するシーンから、「映画の結末はマックィーンがジャクソン・ストームに勝つこと」だと信じて疑いませんでしたが、まさかこんな結末になるとは…。

 

ラストシーンまでのストーリーはシリーズ屈指。ただ、ラストシーンは賛否が分かれそうな作品「カーズ/クロスロード」

 

まずはそのストーリーを振り返りましょう

 

 

 

カーズ/クロスロード あらすじ

 

天才レーサーの敗北 

 

ピストン・カップ5回優勝。

華々しく活躍を続ける天才レーサーのライトニング・マックィーンは、ずっと第一線で走り続けられるものと信じていた。

 

だがマックィーンの前に次世代レーサーのジャクソン・ストームが立ちはだかる。最新テクノロジーを限界まで追求し、比類なきスピードと完璧なテクニックを手にしたストーム。9連勝を飾り、一躍スターダムへと躍り出る。

 

ジャクソン・ストームの台頭はレース界に大きな衝撃を与える。次世代レーサーが次々に台頭し、マックィーンと同じ時代のベテランレーサーたちが毎週のように引退していく。

 

そんな中で迎えたシーズン最後のレース。ストームら、次世代レーサーたちのスピードに奮い立ったマックィーンは、衝撃的な大クラッシュを起こしてしまったのだ…。

 

再起を誓うマックィーン

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"マックィーンのレーサーとしてのキャリアは終わったとみて間違い無いでしょう"

 

数ヶ月後、マックィーンは怪我から回復したものの、失意のどん底にいた。かつてドック・ハドソンが引退に追い込まれてように、自分にはもうレース界に居場所はないのかもしれないと、未来を信じる力すら失っていた。

 

そんな彼に、挑戦する勇気を取り戻させたのは、ホームタウンの田舎町ラジエーター・スプリングスの仲間たち、親友メーターや恋人のサリーの励ましと揺るぎない友情だった。

 

"変わらなきゃいけない時が来た"

マックィーンの再起をかけての挑戦が、最新テクノロジーを誇るトレーニング施設でスタートした。担当トレーナーは最新テクノロジーの知識と情熱を兼ね備えたクルーズ・ラミレス。

 

ポジティブなクルーズは、「スピードがすべて」のコンセプトのもと、憧れのマックィーンの「再生プロジェクト」に燃える。

 

だが、現実は厳しかった。次世代レーサー育成のためのプログラムになじめず、思うように成果が出せないマックィーン。

 

"いいか、ライトニング。レースは終わりだ"

マックィーンの新しいスポンサーでビジネス第一主義のスターリングは、マックィーンに引退を勧める。

 

クルーズの夢

 

"自分の運命は自分で決める"

そう決意したマックィーンは、次のフロリダのレースに全てを賭けるのだった。トップに返り咲けば現役続行。だが負ければ、もう走ることはできない。

 

マックィーンの闘いが始まった。彼はトレーニングセンターを飛び出し、リアルな走りを掴むため、ビーチ猛スピードで走りぬく。

 

だが、結果的にその時間のほとんどは、データ分析のために同行するも実践を知らないクルーズに、砂地を走る技を教えることに費やされてしまう。

 

おまけに、さらなる実践を求め、正体を隠してあるスピードウェイに乗り込むも、そこでのレースは、泥の中で潰し合うという、まさかの恐怖のデモリッション・ダービー。

 

"君にはレーサーの気持ちはわからない!"

期待する練習ができぬ中、運命のレースは刻々と迫り来る。焦燥感にかられたマックィーンは、思わずクルーズに辛く当たる。

 

だが実はクルーズは、マックィーンに憧れてレーサーになる夢を抱きながらも、それを諦めたクルマだった。

 

クルーズの情熱とポテンシャル、そして何よりもマックィーンの復活を願うトレーナーとしての真摯な気持ちを知った彼は、自らの態度を改め、次第に相棒としての絆を結んでいく。

 

クルーズもまた、レースには「スピード」以外の楽しさがあることに気づき始めていた。

 

スモーキーとのトレーニング

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しかしその頃、マスコミは、マックィーンを"過去のスター"として扱い、「フロリダでジャクソン・ストームに勝つ可能性はたったの1.2パーセント」と報道していた。

 

勝ち目のない厳しい状況のなか、親友メーターのさり気ない言葉から希望を見出したマックィーンは、クルーズを伴い、ある山へと向かう。

 

そこで待っていたのは、かつて彼にレースと人生を教えてくれた亡き師、ドック・ハドソンの全盛期を支えたスモーキー。

 

"教えている顔は幸せそうじゃないか"

"あいつの人生で1番の楽しみはキミだ"

スモーキーが教えてくれたのは、初めて知るドック・ハドソンの胸中。

 

"今までは気づきもしなかったやり方を試せばいいんだ"

気合を入れ直したマックィーンはスモーキーの指導の元、トレーニングを重ねる。しかし、フロリダに向かう直前の最終調整レースで見事な仕上がりを披露するも、なんとクルーズに完敗してしまう。

 

運命のフロリダレース

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"スピード、そう。僕は、、速い?"

完全に自信を失ったマックィーン。フロリダのレースは予選に参加していなかったため最後尾からのスタートとなったが、トレーニングの成果もあり徐々に巻き返す。

 

そんなレース中に大クラッシュが発生。

イエローフラッグが振られ、レースが中断したタイミングでマックィーンが下した決断は、なんと「クルーズ・ラミレス」との交代。

 

"やるんだクルーズ、チャンスを掴め"

状況が飲み込めないクルーズだったが、マックィーンの言葉を胸にレース参加を決意。レース再開直後は遅れをとるが、トレーニングで掴んだ自信を思い出し、徐々に順位をあげる。

 

最後の1周。ジャクソン・ストームと激しいトップ争いを繰り広げるクルーズ。ジャクソン・ストームの悪質なタックルを受けてバランスを失うが、ドック・ハドソンばりの見事な動きでストームを振り切り優勝!

 

途中まで走っていたマックィーンと2台での優勝となり、マックィーンの引退も取り消された。その後クルーズはDINOCO社と契約。マックィーンはクルーズの指導者として幸せに暮らした。

 

カーズ/クロスロードの感想

 

 

ラストシーンに納得できない

 

クロスロード=人生の岐路にどういう決断をすべきか。

ピクサーの答えはまさかのクルーズ・ラミレスの勝利!

 

これは完全に予想外、というか少し冷めました。

 

かつてドック・ハドソンがそうしたように、マックィーンが指導者の道を選ぶことには全く違和感がありません。

 

「トーマスビル 」で才能を見せつけたクルーズがレースに出場することも理解はできます。それでも「優勝」はやりすぎではないでしょうか。

 

ちょっと現実に置き換えてみましょう。

 

メッシと交代出場したコーチがW杯の決勝でハットトリックを決める。 ウサイン・ボルトの代わりに出場したコーチが100mで世界新記録を出す。

 

ありえますか?

ありえないでしょう。

 

クルーズがずっとトレーニングを積んできたレーサーなら違和感がありません。しかし、クルーズは「サンダーホロー」を除いて1度もレースに出たことがない素人です。

 

いくら才能があっても、そんな素人が最新のテクノロジーを取り入れた現役チャンピオンに勝って良いのでしょうか?

 

 

 カーレースは番狂わせが起きやすいものかもしれませんが、そこで冷めてしまいました。もちろんカーズはあくまでフィクションであり、夢物語に溢れていていいと思うんです。

 

でもクルマを擬人化したカーズの世界観が素晴らしすぎて、激しく感情移入していたからこそ、現実離れした結末を見た瞬間に遠い世界のように感じてしまいました。

 

人間味を感じるカーズだからこそ、現実でも起こりうる結末にして欲しかった。

 

 

「クルーズが3位でゴールし、期待のルーキーとして優勝したジャクソンストームより注目を浴びる。その後、マックィーンの指導を受けて、優勝したシーンがエンディングで描かれる。」

こんなストーリーであれば納得できます。

 

クロスロード、天才レーサーが引き際をどう選択するかというテーマにのめり込み、スクリーンに夢中にさせられたからこそ、どうしてもこの結末に納得できないんです。

 

カーズ/クロスロードの魅力

 

とはいえ、その他のストーリーは完璧でした。

 

特によかったのは、

・指導者となったマックィーンが幸せそうなこと

・引退の時期を選ぶ権利を手にしたこと

 

私はサッカーが大好きなのですが、「辞め時」を自ら決められる選手はほんのひと握りです。

 

スポンサーのスターリングがそうしたように、戦力外通告の方が先ですからね。引き際を選べることってこんなに幸せなことだったんですね。

 

映画の序盤「引き際は若者が教えてくれる」というセリフがありました。

 

マックィーンにとっての若者はジャクソン・ストームだとばかり思っていましたが、クルーズだったんですね。

 

トーマスビルでクルーズに完敗した瞬間、マックィーンは引き際を悟ったのでしょう。結末だけはちょっと納得いきませんが、そこまでのストーリーは完璧でした。

 

 

さてさて、他にもカーズ/クロスロードには愉快なシーンがたくさんありました。

 

まずは「チック・ヒックス」のまさかの再登場。憎たらしいキャラが健在で思わず笑っちゃいました。1回のピストンカップ優勝にしがみついてるのもヒックスらしいですね。

 

 

あとは、ドック・ハドソンとの師弟関係も素敵でしたね。映画冒頭「ドックのために勝つんだ」と集中を高めていたシーンは込み上げてくるものがありました。

 

かつて大クラッシュで引退したドック・ハドソン。同じく選手生命を左右する大事故を起こしたマックィーン。

 

この流れは完璧でした。正直いってカーズ2の出来が微妙だったことから、なぜカーズ3を製作するのか疑問でした。

 

でもこのストーリーなら納得ですね。カーズの続編として完璧でした。カーズ2からの伏線が皆無だったことだけが残念です。

 

1作目からずっと変わらないのが天然メーターの明るさと素直さ。メーターが出るシーンはいつも安心します。変わらないことの大切さを教えてくれます。

 

カーズ/クロスロードの裏テーマ

 

 

"私はずっとレーサーになりたかったの、あなたに憧れて"

心にグサッと刺さるクルーズの言葉

 

私はサッカーが好きで、週末はJリーグを観戦します。それはとっても幸せなことですが、やっぱり1番幸せなのはプレーしている選手に間違いありません。

 

"たった一度のチャンスを逃していいのか?"

"やるんだクルーズ、チャンスを掴め"

 

カーズ/クロスロードの裏テーマは「夢を諦めていいのか?」という観客への問いかけではないでしょうか。

 

何もしていない人にチャンスは訪れません。マックィーンはクルーズにチャンスを与える気になったのは、クルーズの真摯な姿勢を見ていたから。

 

チャンスを掴むための努力を続けることの大切さを「カーズ/クロスロード」は教えてくれました。

 

映画館はカーズを初めて見るであろう子供達で溢れていました。

そんな子供達の心にいつまでも残って欲しい作品です。

 

カーズ全作品を振り返ろう!

 

「カーズ」はピクサー作品の中でもとびっきりの傑作です。

 

そんな「カーズ」を見返すのであれば「dTV」か「amazonビデオ」がオススメ。

 

dTVは月額500円ですが、カーズを視聴するならば追加で300円のレンタル料がかかります。その代わり、初めの1ヶ月は基本料無料!スマホやタブレットに入れて持ち歩くことができます!

 

いまならパイレーツオブカリビアン全作品などの名作も見放題!私は「dTV」に加入しているのでdTVでカーズを復習しました!

※本作品の配信情報は2017年7月5日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。 

 

一方、amazonビデオも「カーズ」「カーズ2」を「300円」で視聴できます。

 

▼カーズ2はこちら

 

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▼「カーズ」の感想はこちら

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