多動力(堀江貴文)の要約・感想 | みぎいろ!

多動力(堀江貴文)の要約・感想

世の中には素晴らしい良書がたくさんあります。

でもどんな本でも読んでから数ヶ月経つと忘れてしまいます。長い本を何度も読み返す気にはなりません。

そこで本の内容を要約することにしました。今回は堀江貴文さんの「多動力」です。

はじめに

多動力とは

いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

そして、これからの時代は「多動力」こそが最も必要な能力だ。

なぜ多動力が必要?

これからの時代はありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながっていく。これにより、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく。

かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。

一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった

情報自体に価値はない

オープンイノベーションにより、「情報」それ自体の価値はゼロになる。だから、貴重な時間を「情報」を得るために使ってはいけない。

とにかくチャレンジしようという行動力とアイデアを進化させる力が求められる。

複数の肩書きを掛け算しよう

まず、一つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。

さらに飽き足らずまったく別の分野にもう1万時間取り組めば、「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」の人材が誕生する。

肩書きを掛け算することであなたはレアな存在になり、結果的に価値が上がる。

仕事を掛け算するとき、似通ったワラジ同士より遠く離れたワラジを掛け合わせたほうが、その希少性は高まる。

バカ真面目の洗脳を解け

自分が最も力を発揮できる仕事だけをやろう

「全部自分でやらなければいけない」という思いこみをしていては、多くの仕事を手掛けることはできない。

時間をかければクオリティが上がる、真心をこめれば人に伝わるというのは、妄想にすぎない。

何百もの仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思いっきり任せよう。

 適度に手抜きをしよう

「すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追いこまれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。

重要なのは、たまに手を抜くことである。

「完璧主義者」は、何度もやり直し、一つの仕事にアリ地獄のようにハマってしまう。目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。

目の前の仕事をサクサク終わらせ、次に行く。そして前の仕事には戻らない。「完了主義者」こそ、大量のプロジェクトを動かすことができる。

 見切り発車は成功のもと

 準備にかける時間は無駄である。すぐに始めてしまって、走りながら考えよう。

準備が足りないからと足踏みしていたらいつまでたっても満足いくものはできないのだ。やりたいと思ったら、今すぐやってしまおう。

サルのようにハマり、鳩のように飽きよ

まずは一つのことにハマろう

まず一つのことに徹底的にハマってみよう。 バランスなんて考えず、偏って、極端に。

何か一つのことに極端なまでに夢中になれば、そこで培った好奇心と集中力が他のジャンルでも同じように生かされる。

何か一つのことを根っこまで掘り下げれば、そのジャンルの真髄がわかり、どんなことにだって応用できるようになるのだ。

飽きっぽい人ほど成長する

飽きやすいということをネガティブに捉える人もいるが、実は成長が速いということでもある。

ある程度ハマれば、大半の知識は得られる。そこから長い年月をかけて100点を取ることに執着せず、次のジャンルへ飛んだほうが、また新たな発見がある。

飽きっぽいといっても、短期間にものすごい勢いで熱中しているから、人並み以上の知識と経験が身につき、仕事に役立つ武器となる。

スティーブ・ジョブズは「点と点をつなげていくと、いつの間にか線ができる」と言ったが、あちこちハマっていくうちに、網の目のように散らばった点と点が思わぬところでつながるのだ。

一度深くまでハマり、あっさりと次へ移る。これからの時代は、そうやって80点取れるものをいくつももっている人が強い。

「自分の時間」を取り戻そう

自分の時間を「ワクワク」で埋め尽くそう

限られた時間しかない人生。いつも多動でいるために一番大事なこと。それは、1日24時間の中から「ワクワクしない時間」を減らしていくことだ。

嫌な仕事はどうしたって気が進まない。効率も悪くなるし、能力だって発揮できない。

その分、自分の時間は「ワクワクすること」で埋め尽くすのだ。

僕もあなたも1日の持ち時間は同じ24時間。にもかかわらず、なぜ僕は好きなことばかりやっていられるのか。それは、自分がワクワク、ゾクゾクしないことは、すべて他人に任せてしまっているからだ。

家事や通勤時間、経費精算など嫌々やっていることは、一つひとつ減らし、1日24時間をワクワクで埋め尽くそう。

自分の時間を生きよう

他人の目を気にするのをやめないと、「自分の時間」は生きられない。他人の目を気にしすぎて、「自分の時間」を生きていない人が多い。

周りにとやかく言われることを恐れ「他人の時間」を生きてしまってはいないだろうか?

1日24時間を楽しみきるためには、自分が今「自分の時間」を生きているのか「他人の時間」を生きているのか、ということに敏感にならないといけない。

付き合わない人間を明確にしよう

誰とでも無難に付き合い、心にもないお世辞を言ったり、愛想を振りまいて生きているうちに人生なんて終わってしまう。

自分がやりたいことを次から次に実現したいならば「自分の時間」を奪う人間と付き合ってはいけない。

仕事を選ぶ勇気

「自分の時間」を生きるためには、仕事を選ぶ側にならなくてはいけない。

無意味な仕事、割に合わない仕事、生理的に嫌な仕事に付き合わされそうになったら、無視してしまえばいいし、それで文句を言われるようならやめてしまえばいい。

世の中にはおもしろいことがあふれている。「嫌なら辞める」ができるようになるだけで人生は一気に動き出す。

時間感覚を意識しよう

映画『君の名は。』がヒットしたのは、今の時代の「時間感覚」を見事にとらえたからだと思う。

スマホがあらゆる、隙間時間を埋めるようになったことで、人の「時間感覚」は確実に速くなっている。

『君の名は。』が示してくれたように、時代をとらえたヒットやサービスを生み出すには、今の速い「時間感覚」を意識することが大切だ。

自分の分身に働かせる裏技

自分の分身に仕事をさせよう

世の中には2種類の人間がいる。 それは、「原液」を作る者と「原液」を薄める者だ。「原液」を作れば、自分の分身が勝手に働いてくれる。

どうがんばっても1日は24時間しかない。その限られた時間は、自分にしか思いつかないアイデアを出すことや、自分にしかできない発言をすることに集中するべきだ。

教養を身につけよう

「原液」を作るのに必要なもの。 それは「教養」だ。

教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことを言う。

僕は疑問に思うことは、とことんまで徹底的に掘り下げる。歴史を深掘りし、海外事例まで調べることで、知識の幹となる本質にたどり着くことができる。

急がば回れ。表面的な情報やノウハウだけを身につけるのではなく、気になった物事があれば歴史の奥まで深く掘って、本質を理解しよう。

知らないことは恥ではない

「教養」とは違い、専門外の情報や知識は 恥ずかしがらないで、聞けばいいだけだし、ネットで調べれば一瞬でわかる。

「堀江さんはなんでそんなにいろいろなことに詳しいんですか」と言われることがある。それは、気になることがあれば、その場ですぐに調べたり、質問したりするからだ。それだけで知識や情報は限りなく増えていく。

骨格となる基礎教養と知識さえ身につけておけば、あとは「検索する力」「質問する力」さえあれば、いくらでも新しい知識を補完していける。

知らないことは恥でも何でもない。 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言うが、そもそも聞くことを恥ずかしがる必要もないし、ググれば一瞬で解決だ。

質問力を上げよう

質問力というのはビジネスを進めるうえで必須の能力だ。「質問」が下手であれば本質的なアイデアを引き出せず相手も自分も無駄な時間ばかりを過ごすことになる。

【質問力がないダメな例】
① FAQ(よくある質問への回答)レベルの愚問を何度も聞いてくる
② 論点がごちゃ混ぜになっている
③ 前提条件がはっきりしない
④ 不要な情報をダラダラと説明する
⑤ 答えてほしい内容がすでに決まっている

質問力を上げるには、「明確に簡潔に聞きたいことだけ聞く」を心がけるといいだろう。いい質問ができなければ、いくつものプロジェクトを同時に高速で動かすことはできない。

無駄な会議をやめよう

無駄な会議をやめるには以下の三原則を守ることが必要だ。
① 解決したい問題を明確にする(能書きは捨てて、結論を先に言う)
② 必要な情報を集める
③ 感情論を排しロジカルに判断する

世界最速仕事術

すべての仕事はスマホでできる

あなたが忙しいのは、仕事が多いからではない。 無意味な時間をなくさなければ、多動力を発揮することはできない。 

多くのプロジェクトを同時にこなすためには、仕事の生産性を上げるということへの意識を強くもたないといけない。

仕事も遊びも、コミュニケーションも買い物も、スマホで全部事足りる世の中なのだ。

生産性が低い人間は真っ先に淘汰される。

会社に行かなくてはいけない。
直接会って話さなければいけない。
資料は紙で渡さなければいけない。
そういった何の根拠もない考えを改めるだけで仕事は一気に効率化する。

仕事の速さはリズムで決まる

大量の仕事をこなすために、必要なのは 「速度」ではなく「リズム」だ。 「リズム」を乱す障害を取り除き、一直線に駆け抜けよう。

ビートを刻むように仕事をパッパとこなす。ビートを乱す不協和音は視界から排除する。リズムを止める要因を全部消し去り、障害物のないキレイなコースを走るつもりで仕事をこなす。   

自分は仕事が遅いと思っている人は「リズム」良く仕事ができているか見つめなおしてみよう

仕事の仕分け作業をしよう

仕事がどんどん溜まっていく人は、仕事量が多いわけではない。 渋滞が起きるのは当たり前だと思いこみ、 渋滞をなくす「一工夫」をしていないのだ。

実は忙しい人ほど返信が速い。僕のデジタル仕事術も「メールやLINEは即レス」「メッセージを見た瞬間から10秒で返信」「渋滞を作らない」が基本だ。

仕事がデキる人には「レスが速い」という共通点があり、忙しい人ほど持ち球を手元に溜めないものだ。

まずは重要度の高いメッセージから順番に仕分ける。即レスするべきメッセージに、上から順番に次々と指示出しや返信をしていく。

またレスポンスをするにあたり、躊躇や熟考はせずどんどん処理していくべきだ。

仕事の質は睡眠で決まる

「よく寝る」は基本。 「多動力」を発揮するために、睡眠時間を削るのは本末転倒だ。

僕は最低でも1日6時間は必ず寝るようにしている。睡眠時間がそれ以下になると日中眠くなって仕事の効率が落ちるため、ベッドで8時間寝るのが望ましい。

睡眠こそ人生を充実させるための最優先事項である。

どんなに多くのプロジェクトを抱えていようと、睡眠時間は削るべきではない。改めるべきは仕事のやり方であり、生産性だ。

ストレスのない生活を送ろう

多動でいるためには「健康第一」だ。  その最大の秘訣は「睡眠」、そしてもう一つは「ストレスのない生活を送ること」である。

そのためには、ここまで散々言ってきたように、「やりたくないこと」はやらない、「付き合いたくない人」とは付き合わないことが鉄則だ。

心配しても仕方がないこと、科学的根拠のないことに振り回され、ストレスを抱えるというバカげた状況に陥らないように、最低限の医学のリテラシーはもつべきなのだ。

ストレスを無駄に溜める人は、そのストレスが足かせになって仕事のパフォーマンスをグンと下げる。

最強メンタルの育て方

思いっきり恥をかこう

あなたが多動になるための最大のハードルは 「他人にどう見られるだろう?」という感情だ。 はっきり言おう。誰もあなたには興味がない。 好きなように生きて、思いっきり恥をかこう。

恥をかく勇気、失敗する勇気さえもてば、どんどん免疫ができてリスクを取ることを恐れなくなる。この勇気をもつことが何よりも重要なのだ。

「多動力」を身につけるには、どんな知識や仕事術を身につけるより、「感情」のフィルターを外すことが先決だ。

手を挙げるバカになろう

いくつものワクワクするプロジェクトを動かすためには、人についていく小利口ではなく、手を挙げるバカにならなくてはいけない。

今でも僕はおもしろいことを思いついた瞬間、真っ先に手を挙げる人生を歩んでいる。目の前におもしろいもの、興味深いものがあれば、さっと手を伸ばして触ってみる。自分の手で触ってみておもしろければ、とことんまでハマってみる。

一人のバカと、多数の小利口という法則がある。プロジェクトを成功させたい強い気持ちをもつ人間がトップにいれば、技術をもった小利口、事務作業が得意な小利口が自然と集まってくる。

「一番最初に手を挙げる」人間が組織の中に何%かいるだけで、その組織は見違えるほど活性化する。

人生に目的なんていらない

 3歳児のような好奇心をもとう

「多動力」は大人になるにつれ失われていく。 つまり、未知なるもの、新しいことに興味がなくなったとき老いが始まるのだ。

成功している起業家やクリエイターは、好奇心旺盛な3歳児がそのまま大人になってしまったような人が多い。  大人になるにつれ身につけるはずの分別や自制心を、彼らはいい意味でもっていない。

未知なる刺激に接し続けていれば、3歳児のような「多動力」もキープできる。

新しいことに興味を失ってしまえば10代でも老人だし、新しい刺激を求め続けるのならば60歳でも若者だ。

「やりたいこと」に最短距離で

資産や資格なんていっそ捨ててしまおう。 自分がもっているものを何とか生かそうとすることであなたの動きは遅くなる。

「●●をしたい●●が必要」というのが筋であって、「●●をもっている●●をしないともったいない」というのは大体うまくいかない。

今、手元に資格や資産(土地や家やキャリアなど)がある人は、むしろそれを生かそうと思うことで足かせになってしまうことがある。

手持ちのカードを生かそうと考えるのではなく、何をやりたいかをフラットに考えて、その際に必要なカードを集めればいいのだ。

予定調和の幸福を求める人生はつまらない

ルーティンワークを毎日こなし、想像どおりの楽しさを味わうことが僕には耐えがたいのだ。 

あっちこっち移動して、次から次に吸収したい。

人生は有限だ、予定調和の時間をできるだけ短くして、未知の発見を楽しもう。

楽しいからやるだけ

いろいろな人と会ってしゃべればビジネスの新しいアイデアが生まれるからとか、人脈が広がるからといった理由によって、僕は行動しない。ただ楽しいからやるだけだ。

おもしろい人たちとおもしろい時間を過ごす。その結果、偶然のようにアイデアが生まれ、仕事につながり、遊びにもつながる。

1日24時間をできるだけ「ワクワクすること」だけで埋めるように努めている。

何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。楽しむことだけがすべてなのだ。好きなことを好きなだけやっていると、手元に何かが残っているのだ。

今生きている時間、この瞬間を楽しまず、ただ歯を食いしばって努力したところで、思うような成果なんて得られない。今がすべてであり、「将来の夢」や「目標」なんて必要ない。

人生にゴールや終着点なんてあってたまるか。 僕は今日、明日、あさってと、常に自分を捨てながら新しい自分に生まれ変わっていきたい。

「多動力」こそ、僕が僕であり続けるための最大の原動力なのだ。

おわりに

「多動力」は大量の仕事をこなすための、技術ではない。命が果てるまで、1秒残らず人生を楽しみきるための、生き方である。

重要なことは、Just do it. Just do it. ただ実践することだ。失敗して転んでも、また実践する。膝がすり傷だらけになっても、子供のように毎日を夢中で過ごす。

あれこれ考えるヒマがあったら、今すぐ、やってみよう!

多動力 感想

8章の内容は素晴らしかったですね。

「多動力」はテクニック本のように見えますが、堀江さんは楽しいことをやっているだけ。

最後の章を読んで、全く別の次元にいることを思い知らされました。

さて、「多動力」と聞くと「やる」ことばかりに意識が向きがちですが、この本では「何をやらないか」に多くのページが割かれていました。

スマホで仕事をする堀江さんは確かに無駄な部分を究極的に削ぎ落としていますね。

まずは自分の時間を取り戻すことから。

私もいつまでも好奇心を持ち続ける3歳児でありたいです。

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