堀江貴文「むだ死にしない技術」は学校で教えたいレベルの良本だった | みぎいろ!

堀江貴文「むだ死にしない技術」は学校で教えたいレベルの良本だった

医療と聞くと「難しい」というイメージがありますが、誰でも簡単にできる予防策が「検診」です。

日本人は健康志向が強いものの、検診を受けて病気を事前に予防するという意識が極端に薄い国だそうです。

その結果、毎年莫大な医療費が国の予算を圧迫しています。

堀江さんは医療のプロではありませんが、予防医療の重要性をわかりやすく伝えてくれます。

「健康」は人生の目的ではない。しかし、第一の条件なのだ。

いま、健康に不安がない人にも読んでほしい、日本人必見の一冊です。

学校で教えて欲しいくらい大切な内容ですね。ポイントを絞って紹介します。

むだ死に大国ニッポン

「感染症由来のがんが多い」ということは、ほとんど知られていない。

がんは生活習慣が大きな要因というのが定説だった。だが、胃がんに関していえば、ピロリ菌以外が原因の場合はたったの0・5%程度

じつに日本人のがん全体の約25%を感染症が原因のがんが占めている。

「胃がんはおもに感染症である」「除菌すれば死なずにすむ」ということを知らないで死ぬ人が、何万人もいる

これらを知らずに放置すれば、確実に「むだ死に」である。

予防医療の重要性

日本では、具合が悪くなったら病院に行くのが当たり前だと考えられている。

しかし、これが大きな間違いだ。検診は症状がないときに、定期的に受けるべきものだ。

日本では、とにかく予防に金と時間をかける発想が乏しい。その代わり病気になった後の対処に、莫大な金が使われる。

社会の高齢化にともない、国の医療費が年間40兆円に達し、このまま「治療」にばかり金をかけていたのでは、この先、「国民皆保険制度」の破綻が目に見えている。

65歳以上になると有病率が急激に上がる。何かしら病気を持っていて慢性化すると、ずっと通院することになるが、日本の医療は、窓口負担1~3割で治療が受けられる。

予防医療が進んだアメリカでは日本の4倍の人口だが、大腸がんの患者数は日本の方が多い。

予防に策を講じたうえで病気になった人は救済するが、さんざん不健康な生活を送って予防策をとらなかった人には、それなりのツケを払ってもらうシステムに一刻も早く舵を切るべきだ。

若い人のがんは社会的損失

40代以下の胃がんの死亡者は約1000~1100人

80代の人ががんで死ぬのと、働き盛りの若い人が死ぬのとでは、社会的損失の意味合いが違う。

一般にがん細胞が生まれてから、がんとして見つかるまで10年ほどかかる

症状がないうちに検診を受けて先手を打っておくべきだ。

胃がんでむだ死にしない技術

WHO(世界保健機構)では、いまから20年以上前の1994年に「ピロリ菌は胃がんの原因である」と認定した。

日本におけるピロリ菌の感染率は、20代で10%以下、30代で15~20%。それが、60代になると50%以上になり、年配の人ほど感染率が高い。

日本人の胃がん検診受診率は、まだ10%くらい。ピロリ菌についていえば日本では、中学生での検査・除菌をおこなうべきだ。

除菌してピロリ菌を退治することで、将来胃がんになる確率は格段に減る。若いうちに除菌すればさらに予防の確率は高くなる。

ピロリ菌の除菌、胃炎で健康保険がきくのは、世界中で日本だけだ。なぜ認められたかというと、胃がんになったあとのほうが、圧倒的に金がかかるからだ。

胃がんになった人を治療するために抗がん剤を使うと、場合によっては百万円単位の医療費がかかる。

ウイルスでむだ死にしない技術

肝臓がんも、予防できることが知られていないがんのひとつ

アルコールだけで肝臓がんになる人の割合は100人の肝がん患者のうちたった2、3人程度

B型肝炎の場合は、ウイルス量が多いと発がん率が高くなる。B型はC型と違ってウイルスを消すのは難しいが、一日一錠の内服療法でウイルス量をかなり抑えられる。

薬を飲み続ければ、がん化する可能性もほぼゼロになる。

C型肝炎もB型肝炎も、重要なのは感染しているかどうかをまずは検査することである。

適切な治療やワクチンによる予防法が確立されているのだから、肝細胞がんは、いまや「むだ死に」しなくていい疾病なのだ。

歯周病でむだ死にしない技術

日本では、成人の8割が感染しているにもかかわらず、治療する習慣がない病気がある。

それは、歯周病菌による歯周病だ。

歯周病は感染症である。定期的に歯医者に通えばほぼ防げることだが、日本では高齢で総入れ歯になってしまう人が多いし、歯周病を治療する習慣がない。

歯のケアは全身の疾病の「予防」の根幹にかかわる。

「歯が抜けたら入れ歯にすればいい」と開き直っていると、全身に菌がまわり、糖尿病、心疾患、脳血管疾患といった深刻な疾病につながる可能性がある。

とくに不具合がなかったとしても年に2回は歯科医に総チェックをしてもらうと同時に、歯垢や歯石は除去してもらうべきだ。

健康診断を受けないのは怠慢

「忙しい」で健康診断を受けないのは怠慢だ。

内閣府による「がん対策に関する世論調査」(2009年9月)によれば、がん検診に行かない人の理由の第1位は「たまたま受けてない」が28.1%だそうだ。

早期発見・早期治療により、治療が可能ながんも多いなか、日本はがんの検診率の低さが目立つ。

たとえば、2007年の国民生活基礎調査によると、大腸がんならアメリカは52.1%の受診率だが、日本は24.9%だ。

検診とは本来、症状が出ていないからこそ行くべきだ。症状が出てからでは進行した場合が多く、それからでは検診を受ける意味はない。

堀江貴文さんが実践している健康法

  1. 歯は極力大事にしている
  2. 食事は好きなもの、おいしいと思うものを食べている
  3. ストレスになることはやらない
  4. 人間ドックは1年に1回は行く
  5. 睡眠時間はきちんととる
  6. 本書で紹介したような検査、予防できるものはやっておく
  7. 生命保険には入らない
  8. 体型は維持する
  9. レーシックは受けた
  10. 定期的なランニング、トレーニングなど運動はしている

むだ死にしない技術 感想

この本を読む前は「病気になってもいいや」と思っていた私。

80歳や100歳まで長生きするよりは、短い人生を精一杯楽しめた方がよい人生だと考えていました。

ただ、それはあくまで自分中心の意見。

予防・検診をしないことで、結果的に国の財源に大きな影響を与えてしまいます。

このまま日本人を全員救い続けていくと、日本が崩壊するのは目に見えています。

堀江さんがこの本の中で語っているように、予防検診を受けない人には医療費を高くするなど、思い切った処置が必要だと思いました。

それにしても、こういうことを学校で教えて欲しいですよね。

難しい数学や古典を教えるよりもよっぽど実用的だと思います。

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