ちはやふる 結び は青春を超えた神映画だった|感想ネタバレ

ちはやふる 結び
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絶対に忘れないー
今この瞬間が私たちの全て。

3月17日、待ちに待った「ちはやふる -結び-」がついに公開されました。

試写会に続き、公開初日の初回上映を見て来ましたが「シリーズ最高傑作」の名にふさわしい作品でした。

数年前まで百人一首に全く興味がなかった私が、ここまで競技かるたに夢中になるなんて信じられません。

  • 3年生になった千早の成長
  • 圧倒的な周防名人の実力
  • かるた部に溶け込んでいく新入部員
  • 悩める太一の決断
  • クイーンの意外な活躍
  • 太一と新、千早の恋の行方…

「ちはやふる」の全てが詰まった濃密な2時間8分

青春を超えた!その表現が全く大げさではない「ちはやふる -結び-」を振り返ります。

瑞沢かるた部がこれからもずっと続いていくように。これからもずっと、千年先もー

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ちはやふる 結び あらすじ

瑞沢高校競技かるた部の1年生・綾瀬千早がクイーン・若宮詩暢と壮絶な戦いを繰り広げた全国大会から2年が経った。

3年生になった千早たちは個性派揃いの新入生たちに振り回されながらも、高校生活最後の全国大会に向けて動き出す。

一方、藤岡東高校に通う新は全国大会で千早たちと戦うため、かるた部創設に奔走していた。そんな中、瑞沢かるた部で思いがけないトラブルが…。

今、一生忘れることのない最後の夏が始まる。

ちはやふる 結び ネタバレ

突然の告白

千早、高校2年の1月。近江神宮では名人位・クイーン位決定戦が行われていた。対決の場に座っていたのは4連覇中の周防名人と原田先生。

そして若宮詩暢と、、我妻伊織
千早はクイーン挑戦者決定戦で伊織に敗れ、<札ガール>として手伝いをしていた。

試合は周防名人と詩暢が力の差を見せつけ勝利。特に周防名人は、歌が詠まれる前に正しい札を取る異次元の能力を見せつける。

敵なしの周防名人は引退を宣言するが、「原田先生の敵は俺が取るんや」との新の言葉により引退を先送りにする。

「かるた部つくりたいんや。近江神宮で千早と戦ってみたい」
「敵同士だね、瑞沢は負けないよ」

かるたへの情熱を取り戻した新は、千早に気持ちを伝える。

「好きや、千早」
千早は呆然とその場に倒れこんだ

新入部員

時は流れ、瑞沢高校に新入生がやってきた。新入生が入らないとかるた部は廃部になってしまう。

昨年の教訓を活かして、真剣にかるたを取りすぎないように気をつける千早だったが、入部したのは生意気な筑波と太一への恋愛感情のみで入部した花野の2人だけだった。

高校生活最後の1年
悲願の全国制覇に意気込む千早たちだが、太一の様子がおかしい

親が勉強熱心な太一は、学年1位の成績を残さないとかるたを続けることができない。そんな太一の頭によぎるのは、新から千早への告白。

勉強に集中できない太一は、ある日、周防名人と対決することに

「君はいいよね、迷いがあって」
かるたを続けるか迷っていた太一は、ついに学年1位の座を逃してしまう

東京都予選

迎えた東京都予選。どんなに待っても太一は会場に現れない。

「今年で最後なんだよ!どうしてそんなに簡単に」
「簡単じゃない!簡単じゃないよ…」

動揺する千早たちだが、なんとか決勝リーグまで勝ち進む。決勝リーグは4校の総当たり、全国に進めるのは上位2校。

「こんなところで終われない」

別格の強さを見せる千早だが、この日が初めての団体戦となった筑波は、団体戦の戦い方を知らなかった

北央学園は運命戦でどちらの札が詠まれても勝てるように「札合わせ」を行う。
瑞沢高校はなすすべなく敗れたが、西田、奏、駒野の活躍によりギリギリで全国への切符を手に入れる

「なんで?ねえ、なんで?」
帰り道、太一に退部した理由を問い詰める千早

おれ、お前のためにかるたやってた
お前のためにかるた部作ろうと思ったんだ
でも、もうこれ以上やれない

太一と千早の進路

それでも、かるたをやめられずに迷っていた太一は、予備校の特別講師のバイトをしていた周防名人と出会う

君はかるた部をやめたの?
えらいなーって思ってたの、
かるた好きに囲まれてずっと頑張ってて

「じゃあ周防さんはどうしてかるたなんですか?本当は目が見えにくいのに」
太一は迷いながらも周防名人の弟子として特訓を続ける

ある日、答えがでない太一は、かるた歴42年の原田先生に想いをぶつける

「怖くないんですか?
そこまでして後に何も残らなかったら
悔しさしか残らなかったら」

「そんなことありえない。
手触りはずっと残り続ける
何年でも、何十年でも」

同じ頃、千早も大江に同じ質問をしていた。

「ねえ、後悔してない?」
「後悔?宝物です!!こんな日がずーっと続けばいいのにって」

私たちはどんな歌を千年先に残せるんでしょうね

全国大会

迎えた全国大会
千早が率いる瑞沢高校と、新が率いる藤岡東高校は順調に決勝へと進む

「この3年間、あたしはずっともらってばっかりだった。今度はあたしが与える番、二人にあげる番。受け取ってくれる?日本一になろう」

瑞沢かるた部がこれからもずっと続いていくように。これからもずっと、千年先も。

すっかり先輩の貫禄が出た千早の対戦相手は、クイーン挑戦権決定戦で敗れた我妻伊織

そして、新の対戦相手は…「真島太一」

時の流れには誰も逆らえないけれど
わたしたちには一瞬を永遠に止めるものが
確かにあることをどうか忘れないで欲しい
君はこんなところで何してるの?

周防名人の言葉を胸に近江神宮へと走る太一
若宮クイーンを解説に添えて、ついに決勝戦が始まった

決勝戦

序盤、瑞沢はA級選手をズラリと揃えた藤岡東高校に圧倒される。なんと得意札である「ちはやふる」まで誰一人取れない。

机くんが敗れ、重苦しい空気が漂うが、筑波の「追いつきました!」の声で瑞沢は息を吹きかえす

なんとか新にくらいついていた太一だが、6枚差で残り1枚に

「もう聞こえてるだろ?あとは君が一線をこえるだけだ」
周防名人に鍛えられた太一が驚異的な粘りを見せ、試合は4組全て運命戦へ

残りは「しのぶれど」と「こいすてふ」
勝敗は、運命戦で一度も自陣の札が詠まれたことがない太一の札送りに託された

「運命戦は、運命じゃないんだ」
太一が送った札はセオリーを無視した「こいすてふ」

全部かけられるのかはわからない
今日この試合が今までで一番強い俺だ

恋心を隠した「しのぶれど」
恋が噂になった「こいすてふ」
甲乙つけがたい二首の歌

 

千年前に詠まれたのはどちらの歌だったんですか?

そして99枚…、ついに詠まれた歌は「しのぶれど」

「おかえり、バカ太一」
「ごめん、ごめんな千早」

「瑞沢の3年間に負けた」
瑞沢高校は念願の日本一に輝いた

エンディング

試合後、太一は千早を新のもとへと連れて行く

「私言ってなかったなって思って。好きって言ってくれたことの返事」

そんな千早の口から飛び出た言葉は
「私、もっとかるた強くなりたい」

「は?」驚く太一
「俺も同じ気持ちや。名人戦予選では負けんでな」

チーム「ちはやふる」の戦いはまだまだ続く

ちはやふる 結び 感想

笑いあり、涙ありの濃密な2時間8分でした。

ちはやふるは未だに連載が続いていますが、千早が瑞沢かるた部の顧問になるという映画オリジナルのエンディングもグッド!

千早が勉強できるとは思えませんが、かるたのためにと頑張ったんでしょうね。

【上の句】のかるた部創設からスタートし、仲間を集めて実力をつけ、全国制覇を成し遂げる。

ベタベタな展開ですが、この名作にふさわしい綺麗な完結でした!

真島太一と綿谷新

ちはやふるの主人公は「千早」ですが、太一も新も輝いていましたね!
特に太一!いや~、悩める少年というのは人を惹きつけますな(意味深)

勝利した手の感触を太一がずっと噛み締めていたのは名シーンでしたね。

運命戦で勝てないという伏線は【上の句】で回収したと思っていたので、ここで使ってくるとは思いませんでした。

太一にとって新は親友であり、かるたでも恋でも常に先を行くライバル。そんな新に勝てたのは万感の思いでしょう(告白しろ)

恋の決着はつきませんでしたが、まあいいかな(最後は絶対に太一が勝つと思ってました)

筑波秋博と花野菫

新入部員の2人もなかなかいい味を出していましたね。

出演時間が限られていたのは可哀想でしたが、千早が先輩として成長するための、大事な役割を担ってくれました。

決勝戦の筑波のかけ声は痺れましたね〜。ああやって実践を通して部員になっていくんですよね。

周防名人と我妻伊織

周防名人と我妻伊織も濃かったですね笑
ここまでのフラれキャラは久々に見ました。

告白の1字決まりはツラすぎです(1回お手つきしたけど)

運命戦で、伊織だけ「しのぶれど」を取りにいったシーンも好きです。

東大7年生で盲目、お菓子好きの周防名人は特徴つめこみすぎです笑
どう考えても人前で喋るキャラじゃないのに、なぜ塾講師をしているのでしょうか?

講義後、唐突に受験生を「ざまぁ」と嘲笑ったシーンは衝撃でしたね。

受験シーズンだったら殺されてるぞ。僕なら絶対にこの人の講義は受講しません。

若宮詩暢

個性でいうと、さらに上をいったのがしのぶちゃん。あの端正な顔立ちからのスノー丸へのギャップがたまりません!

最近の女子構成は制服の下にTシャツを仕込むんですね(違)

かるたではあまり見せ場のなかったしのぶちゃんがこんな活躍をするとは思いませんでした笑

最後に

笑いあり、かるたあり、青春ありでとにかく楽しかった「ちはやふる 結び」
本当にこの作品に出会えて良かったです。

学生に戻りたくなりましたが、周防名人の言う通り、時の流れには逆らうことはできません。

月並みな言葉ですが、いまこの瞬間を大切に生きていこうと改めて思えた作品でした。

ちはやふる 結び

600円分の無料ポイントを使えば料金はかかりません。

 

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ちはやふる 結び 感想まとめ

2月20日、公開に先駆けてちはやふるの完成披露試写会が行われました。

当選された幸運な方々の感想ツイートをピックアップしてみましたのでどうぞご覧ください。

ちはやふる 繋ぐ を見よう

ちはやふる 繋ぐ

 

ちはやふるは「上の句」「下の句」「結び」だけではありません。

【下の句】と【結び】の間に起こった、千早達の様々なエピソードが描かれた「ちはやふる ー繋ぐー」がU-NEXTで配信されています。

「ちはやふる ー繋ぐー」は全5話。競技かるたのルールを学べる『ちはやふる-学び-』も収録されています。

個人的に1番嬉しかったのは「メイキング映像」。ちはやふるの良さはキャスト達の連帯感、仲の良さだと思います。

本番中ではないときの、ちはやふるメンバーたちの自然な姿を楽しめます。

「ちはやふるー結びー」だけでなく、ぜひ【繋ぐ】もチェックしてくださいね!

ちはやふる 繋ぐ

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