生放送なし!? AbemaTVのサッカーチャンネルは成功するのか | みぎいろ!

生放送なし!? AbemaTVのサッカーチャンネルは成功するのか

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この流れはもう止めることができない。サッカーの視聴方法が急速に変化している。

リーガはWOWOWからスポナビライブへ、プレミアリーグもJsportsからスポナビライブへ、そしてJリーグはスカパー!からDAZNへと変わった。

テレビ視聴からインターネット視聴へ

サッカー界最大のキラーコンテンツであるUEFA Champions Leagueの放映権がスカパー!の手から離れる日もそう遠くはないだろう。

そんな中、新たな動画サービスがサッカー界に参入した。無料インターネットテレビ局『Abema TV』がサッカーチャンネルを配信するというのだ。

どんな番組を配信するのか、勝算はあるのか。Abema TVのサッカーチャンネルについて調べてみた。

AbemaTVってなに?

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出典:AbemaTV | 株式会社サイバーエージェント

Abema TVはインターネットテレビ局。2017年3月1日時点で28CHを配信している。

誰でも無料で視聴できるため、広告が収入源。アメブロなどで有名なサイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資している。

AbemaTVの特徴

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出典:インターネットテレビ局「AbemaTV」が開局3ヶ月で500万ダウンロードを突破

DAZN, スポナビライブ, Hulu, Netflix, dビデオ, U-next, Amazonプライムビデオ…

様々な動画配信サービスが乱立していて、視聴者がどのサービスを選択するのがベストなのか判断するのが難しい。

種々雑多な中で、Abema TVが他の動画配信サービスと決定的に異なる点が『番組表があること』

多くの動画配信サービスは「いつでも見られる」ことを宣伝している。だが、Abema TVは見逃すと視聴できないし、録画もできない。(プレミアムプランを除く)

不便なようだが、ここにAbema TVのねらいがある。

AbemaTVの視聴習慣

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出典:インターネットテレビ局「AbemaTV」が本開局

人間、いつでも手に入るものには案外魅力を感じない。

  • いつでも買えるものは買わない
  • いつでも行ける場所には行かない
  • いつでも見れるものは見ない

誰でも心当たりがあるのではないだろうか。今しか買えないものだから買おうとするし、なかなか行けない場所だから行こうとする。

「見放題」「読み放題」のサービスに加入しても、案外ほとんど利用しないまま終わってしまう。

一方で、AbemaTVは『番組表』がある。“そのとき”しか見られないコンテンツを提供するから、視聴者はAbemaTVを見てしまう

Abema TVが大赤字というようなニュースを見たことがあるが、新しいサービスは先行投資が基本。運営側も数年かけて黒字に転換すれば問題ないと考えているとはずだ。

AbemaTVのサッカーチャンネル

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出典:インターネットテレビ局「AbemaTV」にて新たに「サッカーチャンネル」を開設 

そんなAbema TVにサッカーチャンネル誕生した。なんと欧州の人気9クラブの試合を無料で視聴できる。

海外サッカーの視聴は有料が基本のため話題性は十分。ラインナップも無料とは思えないほど豪華だ。

  • FCバルセロナ
  • マンチェスター・シティ
  • マンチェスター・シティ
  • バイエルン・ミュンヘン
  • ボルシア・ドルトムント
  • ラツィオ
  • ASローマ
  • ユベントス
  • SVホルン

解説陣もミスターレッズの福田正博、元日本代表GKの川口能活、スカパーで人気を博した平畠啓史と人気メンバーが揃っている。

AbemaTVの番組表

そんなAbemaTVのサッカーチャンネルが開局したので、早速番組表をチェックした。

  • マンチェスターUvsサウサンプトン(リーグカップ決勝)
  • バルセロナvsアトレティコマドリッド
  • インテルvsローマ
  • リバプールvsマンチェスターU
  • バイエルンvsハンブルガーSV

いずれも無料とは思えないビッグマッチばかり。だが、どこか違和感がある。

あれ、この試合終わってなかったけ?

そう、AbemaTVで放送されるサッカー番組は録画放送が基本。開局1週間でライブ中継は、本田圭佑がオーナーを務めるSVホルンの試合だけだった。

開局時期は目玉コンテンツを大量投入するのが普通だが、AbemaTVの番組表には終了した試合が並んだ。

録画試合へのニーズ

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出典:インターネットテレビ局「AbemaTV」にて新たに「サッカーチャンネル」を開設 

結果が分かっているほどつまらないスポーツはない。

何が起こる分からないことがスポーツの強みであり、だからこそサッカーはテレビ局のキラーコンテンツとなる。

だが、AbemaTVのサッカー番組にはライブ中継がない。よほどそのチームのことが好きでない限り、わざわざその時間に合わせてパソコンの前に待機することはしない。

その時しか見られない番組を提供することが強みのAbemaTVが、ライブではないサッカー番組を配信する。

ここには大きな違和感がある。

AbemaTVのターゲット層

Abema TVのターゲット層はどこだろうか。

熱狂的なサッカーファンはライブ中継にお金を払う。サッカーにさほど興味がない人の時間を奪う娯楽コンテンツは世間に溢れている。

AbemaTVのサッカー番組はその中間層にしか刺さらない。そこにどれだけのニーズがあるのだろうか。

無料放送であり、コンテンツが大きく強化されることも想像できない。

まとめ

現時点でAbema TVのサッカーチャンネルが人気になるとは思えない。

無料放送のため、視聴者のニーズを全て満たせないのは当然だろう。一定のファンはつくが、爆発的な人気になることは考えにくい。

録画放送とはいえ放映権の取得に高額な費用がかかっているのは間違いない。

それに見合ったリターンが得られるのか。AbemaTVの動向に注目したい。

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