読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みぎいろ!

27歳のゆとりーまんがひたすらスキなコトを書き続けます。るってぃブログコンサル受講生。月間最高10万PV。2017ジュビロリーグ戦全試合観戦予定。

DAZNマネー2100億円がJリーグにもたらす変化をまとめてみた

▼おすすめ記事【まだDAZNに不満なの?】Fire TVとFire TV Stickを実際に購入して比較してみた

f:id:jubilove:20170126225931p:plain

2017.2.12更新

 

こんにちは、ゆとりーまんのらいと(@jubilove9)です。 

小3の頃から18年間ジュビロ磐田を応援しています。

 

JリーグはDAZNと10年間で2100億にのぼる巨額放映権契約を締結しました。

 

これまでスカパー!などと契約していた放映権料は年額50億程度のため、4倍以上もの大金を手にすることになります。

 

この影響で2017年はJリーグを取り巻く環境が激変します。 今回は2017年のJリーグにおこる様々な変化を4つの観点でまとめてみました。

Jリーグ中継の変化

Jリーグ視聴者の変化

Jリーグ大会方式の変化

Jリーグクラブの変化

 

DAZNの基本事項について知りたい方は、まずはこちらの記事をご覧ください。

 

 

 

DAZNがJリーグ中継にもたらす変化

 

まずはスカパー!からDAZNに放映権が移ったことによる影響をまとめました。 

 

テレビ放送からインターネット配信へ

 

f:id:jubilove:20170127012707p:plain

 

DAZNとの放映権締結による最大の変化が「テレビ中継からインターネット配信への変化」です。

 

これまでスカパー!は「テレビ向け衛星放送+インターネット配信」という中継スタイルでしたが、DAZNは「インターネット配信」のみです。

 

DAZNはインターネットに接続可能な機器であれば、基本的にどの機器でも視聴できます。

お手軽に視聴できるようになった反面、テレビ放送はありません。(注:テレビをインターネット接続すればテレビ視聴は可能です)

 

気軽にJリーグが楽しめるようになった一方で、DAZNは録画ができないという欠点があります。その代わり、配信開始日から30日間の見逃し視聴が可能です。

 

思い出の試合は残しておきたいというサポーターも多く、Jリーグ開幕後も不満の声は続きそうです。

 

なお、DAZNが取得した放映権はあくまで有料番組限定であり、地上波やNHK BSなどでは従来通りテレビ中継が行われます

 

 

J1・J2・J3 全試合ライブ中継

 

f:id:jubilove:20170127013208j:plain

 

DAZNはインターネット配信サービスのため、J1・J2・J3全試合のライブ配信が可能です。

 

スカパー!の場合、チャンネル数に限りがあるため、一部の試合がライブではなく、録画中継になることもありました。

 

この恩恵を最も受けるのがJ3のサポーターです。スカパー!のJ3放送はハイライト番組中心でしたが、DAZNはJ3も全試合ライブ配信します。

 

DAZNはNFLや海外サッカーなどで予定していた配信を取りやめてきた過去があるため、本当にJ1・J2・J3を全試合中継するかは気になるところ

 

それでもスカパー!ができなかったことを実現しようとしていることは好意的に受け止めるべきでしょう。

 

中継カメラの増設

 

f:id:jubilove:20170127012942j:plain

 

DAZNはスカパー!の中継よりカメラの台数を増設。J1は9台、J2は6台、J3は4台のカメラを使用します。

 

また注目の試合では、ワイヤレス含む16台のカメラを使用。増設するカメラはスーパースロー撮影にも対応しています。

 

とはいえ、カメラ台数の増加により中継映像にどの程度変化があるかは分かりません。

シーズン開幕後のお楽しみにしましょう。

 

レビュー・ハイライト・プレビュー番組の配信

 

DAZNは以下のJリーグ関連番組を配信します。

試合前日〜:プレビュー番組

試合当日〜:ハイライト番組

試合翌日〜:レビュー番組

 

プレビュー番組はスカパー!では放送していなかったので嬉しいところ。試合開催日にサポーターがスタジアム内でプレビュー番組をチェックする姿も多く見られそうです。

 

気になるのは番組の質です。DAZNのハイライト番組は1試合3~5分程度にまとめた映像のみであり、スカパー!のハイライト番組に慣れていた視聴者にとっては物足りないところ。

 

スカパー!の実況・解説陣はDAZNでもそのまま実況・解説を担当すると思われますが、スカパー!長年MCを務めてきた平畠さんがDAZNのレビュー番組に起用されるかどうかはJリーグファンとしては気になるところです。

 

ゴールハイライト番組の配信

 

前述したハイライト番組以外にも、ゴールシーンを集めた番組の配信も予定されています。

 

これは、NFL(アメリカンフットボール)で全試合のタッチダウンシーンを集めた「レッドゾーン」という番組にならったもの。

 

スカパー!でもゴールハイライト番組はなくなってしまったため、さらっと結果を振り返られるゴールハイライト番組の存在は歓迎です。

 

なお、配信開始はシーズン後半です。

  

DAZNがJリーグ視聴者にもたらす変化 

f:id:jubilove:20170130103652p:plain

 

続いては、サポーターが従来通りに Jリーグを楽しむために、どのサービスを締結すべきかについてまとめてみました。

 

スカパー!を追加契約すべきか

 

Jリーグを楽しみたいサポーターは、スカパー!の「JリーグMAX」さえ契約すればほぼ全ての試合や関連番組を視聴することができていました。

 

その他のサービスは、ACLに出場するクラブのサポーターが「日テレのCSチャンネル」を追加契約していたくらいです。

 

しかし、DAZNがリーグ戦の放映権のみを取得したため、2017シーズンのJリーグを全て楽しむためにはDAZNに加えてスカパー!の契約が必要です

<DAZNとスカパー!の放送内容>

DAZN:J1・J2・J3リーグ戦、J1昇格プレーオフ

 

スカパー!:ルヴァン杯、ACL、天皇杯、Jリーグラボ、クラブ応援番組

 

DAZNは月額1750円(税抜)、スカパー!の新サッカーセットは月額2980円(税込)です。

※ドコモ契約者はDAZNを月額980円で利用できます。

 

DAZNもルヴァン杯、天皇杯の放映権獲得は当然目論んでいると思いますが、スカパー!が放映権を取得している間は中途半端な状態が続きそうです。

 

DAZNで視聴者の負担を減らすはずが、結果的には負担が増えている

 

この状況を解消すべく、Jリーグ運営には上手い調整を期待したいところです。 

f:id:jubilove:20170127004007p:plain

  

一般層への露出

 

スカパー!は地上派で大量にCMを放送することで認知度を高めてきました。一方で、DAZNは1/26現在で地上波でのCM放送はありません。

 

いわゆる情報感度が低い層にJリーグの視聴方法が認知されないことが懸念されていましたが、DAZNもスカパー!と同規模の2000万ドルを投資して2月から宣伝を行うことが判明しています。

 

DAZNがJリーグ大会方式にもたらす変化

f:id:jubilove:20170130104039p:plain

10年2100億円の巨額契約により、大会方式にも変化がでてきます。

 

1ステージ制の復活

 

Jリーグサポーターが待ち望んでいた1ステージ制の復活が決まりました。

 

そもそも2ステージ制となったのは、CSの放映権収入によりJリーグの減収分を補填する苦肉の策であり、巨大な財源を手にしたことで1ステージ制が復活するのも当然の流れです。

 

2ステージ制の最大の被害者は浦和レッズ。クラブW杯の鹿島アントラーズの躍動ぶりをみると、浦和がCS敗退で失ったものは計り知れません。

 

一方で、2ステージ制のおかげでヴィッセル神戸の注目度が飛躍的に高まったことも忘れてはなりません。

 

ルヴァン杯 プレーオフステージの導入

 

f:id:jubilove:20170127015316p:plain

 

従来ではグループステージ上位チームとACL出場チームが決勝トーナメントに進んでいました。2017年からはグループステージと決勝トーナメントの間に「プレーオフステージ」が導入されます。

 

各グループ1位は自動的に決勝トーナメント進出。各グループ2位~3位(or 4位)でプレーオフを行い、勝利チームが決勝トーナメント進出というものです。

 

ACL出場チームが最初から決勝トーナメントに進むのは変わりません。グループステージ最終節まで順位争いをすることで、試合の質を高めることが目的です。

 

これまでもグループステージの終盤戦は消化試合になることが多かったため営業面では効果がありそうですが、大会方式が複雑なためサポーターの反応はやや冷ややかです。

 

ルヴァン杯 若手枠の導入

 

続いてもルヴァン杯の方式変更です。「21歳以下の選手を必ず1人以上スタメンで起用」というルールが新設されました。

 

もともとルヴァン杯は若手に出場経験を積ませるような選手起用をするチームが多いですが、新ルール導入により若手起用の傾向に拍車がかかりそうです。

 

なお、このルールは決勝では適用外。若手選手が代表招集されていたり、怪我などで出場できない場合も適用外となります。

 

サマーブレイク(夏季中断期間)の導入

 

毎年過密日程が問題となっているJリーグですが、2017年からは夏季中断期間が設けられます。7/15-23は公式戦が一切予定されていません。

 

Jリーグは2016年Jリーグ王者の鹿島と同2位の浦和の強化試合を主催し、開催に関わる数億円の費用を全て負担します。

 

浦和レッズの対戦相手には香川真司が所属するドルトムントが候補に挙がっています。また、Jリーグは鹿島・浦和以外のクラブにも海外クラブと対戦することを奨励しています。

 

サマーブレイクは当初2週間の予定でしたが、様々な都合により1週間に短縮されました。中断期間とはいいづらく、単なる休暇に終わる可能性もあります。

 

J3チームの増加とJ2・J3入れ替え戦の廃止

 

J2・J3入替戦が廃止され、J2下位2チームが自動降格、J3上位2チームが自動昇格となりました。

 

背景はJ3のチーム数が増加したこと。2017年からゴン中山が所属するアスルクラロ沼津のJ3に参加します。

f:id:jubilove:20170127005455j:plain

 

外国籍枠の拡大

 

外国籍枠が5人に拡大されました。ただし、出場&ベンチ入り枠は従来と変わらず、出場枠3人+アジア枠1人です。

 

レベルの高い外国籍選手を招聘し、Jリーグを世界基準に近づけることがねらいですが、財政基盤が強固ではないJクラブが試合に出場できない外国籍選手の招聘に力を入れるのはまだまだ先の話になりそうです。

 

(参考)従来の外国人枠は「3+2人」(外国籍枠3人+アマチュア・20歳未満のC契約・アジア枠から2人) 

 

DAZNがJリーグクラブにもたらす変化

 

巨額の放映権契約で1番恩恵を受けるのはJクラブに間違いありません。全てのJクラブが2017年から大きく収入を伸ばします

 

優勝賞金

 

f:id:jubilove:20170127013539p:plain

 

2017年Jリーグの賞金は以下の通り。

J1の優勝賞金は3億円。従来の1億円から大幅な増額です。

J1:1位 3億円、2位 12000万円、3位 6000万円

J2:1位 2000万円、2位 1000万円、3位 500万円

J3:1位 500万円、2位 250万円

 

一方で、ルヴァン杯や天皇杯の賞金は変わりません。これは、各カップ戦の放映権をDAZNが取得していないことが一因と想定されます。

 

強化配分金

 

2017年からJ1の上位4クラブを対象にした「強化配分金」が新設されます。

1位 15.5億円

2位 7億円

3位 3.5億円

4位 1.8億円

近年JリーグクラブがACLで早期敗退を繰り返している現状を受け、ACLの優勝を目的として支払われます。

 

その使途は選手の獲得資金や育成費、練習施設の充実などに限定され、適切に使われているか毎年審査されます。

 

J1王者には優勝賞金と合わせて計18億円が支払われるため、従来例のない大規模な強化およびビッククラブの誕生が期待されています

 

なお、強化分配金は3年にわたって支払われます。2017年優勝チームは翌年に10億円、2年後に4億円、3年後に1.5億円が支払われます。(2019年まではこの比率となり、2020年以降は未定)

  

均等配分金

 

優勝を狙えないクラブにとって1番の魅力はこちらです。均等配分金は各クラブに無条件で支払われます。

J1 1.8億円→3.5億円

J2 1億円→1.5億円

J3 1500万円→3000万円

さらに、ACLに出場するクラブには追加で2000万円が配分されます。

 

強化配分金と比べると大した金額ではありませんが、財政難に苦しむクラブは破産に追い込まれるリスクを大きく減らすことができます。

 

既に強化配分金や均等配分金の影響は出ており、2016シーズン終了後は例年以上に移籍市場が活性化しています。

 

降格救済金

 

J1からJ2、J2からJ3に降格した場合、降格救済金が支給されます。救済金の金額は「降格前の均等配分金の8割」です

 

仮にJ1からJ2に降格した場合、「均等配分金」は3.5億円から1.5億円に減額となりますが、降格翌年はJ1の「均等配分金」3.5億円の8割にあたる2.8億が支給されます。

 

ただし、降格救済金がもらえるのは降格した1年のみです。

 

Jクラブの実力は拮抗しているため、降格後の大幅な減収を恐れて積極投資に二の足を踏むクラブが多いのが実情ですが、この降格救済金により安定したクラブ運営が可能となります。

 

 

その他の変化:スマートスタジアム構想

  

NTTグループと提携し、スタジアムのインターネット環境を快適にする計画です。

 

日本の多くのスタジアムでは、Wi-Fiなどインターネット環境が整備されておらず、ハーフタイムにはインターネットに繋がりづらい現象が起きていました。

 

Wi-Fi環境を整備することで、試合前にDAZNのプレビュー番組を見たり、ハーフタイム中にゴールシーンを振り返るなどができるようになりました。

 

 

スタジアム内ではDAZNを無料で視聴できるようにする計画もあるそうです。

 

f:id:jubilove:20170127011115p:plain

 

W-fi環境の整備は既に大宮アルディージャの本拠地・NACK5スタジアムで進められており、他のスタジアムへの展開が期待されています。

 

 

以上、2017年に起こるJリーグの変化をまとめてみました。

 

これだけの大改革をやってのけたJリーグ運営は賞賛されるべきだと思います

 

DAZNとスカパー!の加入問題など、大規模な改革を行った弊害に2017年は苦しみそうですが、長期的なJリーグの発展に期待しましょう!

 

 

DAZNについてはこちらの記事にまとめています


 

ぜひ読者登録&フォローをお願いします!